星と森の詩美術館
「星と森の詩美術館」は1996年秋、株式会社丸山工務所(新潟)の企業メセナとして”街に ゆとりと うるおいを”の理念のもとに開館しました。静かなブナ林の中にたたずむ、ささやかな美術館ですが郷土の文化との出会いや、美しい自然とのふれあいを楽しむことができる施設として多くの方々に愛されています。
星と森の詩美術館は1996年10月、株式会社 丸山工務所の社会事業の一環として“街にゆとりとうるおいを”の理念のもと、郷土にゆかりの深い作家である星襄一の木版画、人間国宝 天田昭次の日本刀、二科会評議員 藤巻秀正の彫刻など、収蔵品の企画展示を主体とする美術館として開館いたしました。
印象的な館名は、星襄一の木版画「星の森」、天田昭次の刀剣「七星剣」、藤巻秀正の彫刻「森の詩」にちなんで名づけられました。
駐車場からブナの小路を抜け池の回りを一周する「藤巻秀正彫刻プロムナード」 では、妖精やリスにウサギなど“森の仲間たち”が出迎え、日常の喧騒を忘れさせてくれることでしょう。ブナの林のなかに立ち、梢を見上げれば星襄一の“樹”の世界です。美術館周辺の景観すべてを取り込み「星と森の詩美術館」といたしました。
ささやかな美術館ですが、ゆったりとした時間の流れと空間に身を置くことで、心にうるおいを感じていただければ、と願っています。
収蔵作家
星 襄 一 【ほし・じょういち】
十日町市においては、1959~67年に「スノリア(合成樹脂による工芸製品)」のデザイン、1965年には木版手摺り塩瀬帯の製作に携わりました。
木版画では、抽象表現に始まり星座シリーズを経て樹の連作にいたるまで、20余年の創作活動で約400点の作品を遺しました。
天 田 昭 次 【あまた・あきつぐ】
日本刀の頂点といわれる鎌倉時代後期の刀剣を目標に、自家製鉄にこだわり研究を続け、山城伝、備前伝、相州伝の各流派で現代日本刀剣界の最高賞である正宗賞を3度受賞しました。そして長年の研究の末、清澄な秋の夜空を思わせる“天田地鉄(あまたじがね)”に到達しました。
藤 巻 秀 正 【ふじまき・ひでまさ】
自然と人間との共存・自然への讃歌をテーマに、こどもや動物の姿で親しみ易く表現される作品は、自然が奏でる音楽やこども達の笑い声で満たされています。
詳しくは公式サイトをごらんください。
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