3.雪との共生

「雪」は十日町の象徴です。
相次ぐ豪雪災害は地域における重要課題であり、SDGsも災害に対する強靭さを課題にしています。


一方で、「雪と共生」する知恵も、長い歴史の中で培ったものです。
雪がもたらす豊富な水資源は米どころ十日町の広大な農地を潤し、また雪まつりやウインタースポーツを観光資源として「雪に親しみ、利用する文化」を持ち合わせていることはこの地域の特徴と言えます。

除雪に大きな威力を発揮する当社が開発した特殊形状スコップ「アーラクスコ」は、一般ユーザー様の支持を頂き累計販売本数1,200本を越えました。
さらに、2017年度からは再生可能エネルギーとして期待される「下水熱」を道路融雪に利用する実証実験を十日町市、東亜グラウト工業、丸山工務所の3者共同で行い、成果を上げています。

「雪国×建設」という丸山工務所ならではの特性と、十日町が持つ「雪と共生」する文化があってこそ、こうしたイノベーションが生まれました。

 建築の分野でもその精神は活きています。
雪に負けない強さと機能を持った建築物、雪と共に暮らしやすい住宅、こうしたものを目指して長年蓄積した当社のノウハウは、決して他の地域では築けないものです。
今後はさらに発展させて雪を楽しみ、魅力に変えるコンセプトを目指して、新しい雪国の建築のかたちを提案し続けていきます。

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